映画とバイク 時々 ワンコ

ワンコ(ジャックラッセルテリア)好き、映画好き、バンバン200乗りのおっさん独り言ブログ

『楽園』

f:id:Jmaru:20191018205338j:imagehttps://rakuen-movie.jp/sp/

 

待ちに待った『楽園』を観に行きましたww

綾野剛さん主演の『楽園』です♪♪ 早いうちからムビチケを購入してたんでホントにようやく公開かぁ…と待ちくたびれてましたww

ホントは初日に観に行きたかったけど、都合がつかずで遅れながら本日行ってまいりました!大阪市内のTOHO映画館でも上映してたんですけど今回もバンバンの駐車代が無料の西宮へ♪♪

大阪はバンバンの駐車代が500~600円かかってしまいますし、西宮ガーデンズシネマは何だか上品な感じですから好きです♪♪

それに段々と寒くなってきましたんでバンバンに出来るだけ乗ってあげないと 不意に不貞腐れてエンジンがかからなくなってしまうのも怖いというのも本音です♪♪

 

ストーリーは少し難解かも…

公式サイト等を見てチェックはしましたが、中々、サスペンス色の強い映画です。過去に起きた少女失踪事件が未解決のまま12年の時が過ぎ…再び同じ場所で少女が失踪してしまう。

12年前に失踪した少女の親友の紡(杉咲花さん)と容疑者として疑われる豪士(綾野剛さん)、また事件現場近くに住む善次郎(佐藤浩市さん)の3人の運命が二つの事件と絡み合い 誰も想像がつかない事件に発展していく…。

何だか重そうなストーリーです。気を抜いて観たら分からなくなりそうな雰囲気ですので、気合いを入れて望みましたww

 

『楽園』の鑑賞後…

ワタシが思ってたストーリー内容とは違い…でも予想通りの…いや予想以上にズーンと重たい話でした…。

村という限られた集落の範囲の中で生きていく事の難しさ…そしてそんな中にある楽園とは何だったのか?難解ではある映画で間違いないのですが久しぶりに見応えあるモノでした。

いつまでも過去に囚われながら必死に抜け出そうとする紡(杉咲花さん)と子供の頃からの差別的な迫害を受けてツラい過去を背負ってきた豪士(綾野剛さん)と村の発展の為に実直に考えてるのに村民と行き違いが生じ、村八分にされた善次郎(佐藤浩市さん)の各々3人の目線によりストーリーの感じ方はそれぞれ違ってます。

今回の『楽園』を観て思ったのが、村という独特の集落に限らず どこに居ても人間の心情というのは重く深いものでスゴく悲しい気持ちになりました…。特に豪士が「何処に居ても同じだよ…。」と紡に対して言ったセリフは泣きそうなほど重く感じます…。

登場人物に悪者はいなくてそれぞれの正義のもとに報われない結果を呼んでしまった一つの結末であったのかなと思います。

 

綾野剛さんハマり役?

綾野剛さんの出演作品は色々と観させていただきましたが『日本でいちばん悪い奴ら』『亜人等ではチョット悪役で浮いた感じがありますがそこのみにて光輝く闇金ウシジマくんみたいに少しクールでシリアスな役はピッタリだと思います♪♪ もちろん新宿スワンとか他にもタイプの違ったハマり役もあるとは思いますが、言葉少なの表情の演技が優れた方かとワタシは思います♪

今回の『楽園』での役は今までと違う新境地の役柄でしたが、綾野剛さん…かなりハマってました♪♪ まだまだ役者さんとして常に成長していってる人なんだと感心してしまいますww

 

『楽園』に関して結論的に言えば…考えれば考えるほどに深みを増す見応えたっぷりの映画であり決して楽しい気持ちにはなれませんが、逃げてはいけない事を教えてもらった映画でした。

ただ少しだけですが、観た人それぞれの感性ですが、希望も残して終わってますからまだ救いはありました♪♪